試料評価用X線回折装置
 平成11年度総長裁量経費(教育基盤設備充実経費)の申請が認められX線回折装置を購入しました。「極低温科学センターにX線?」と感ずる方もあると思いますが、低温物性に加え新物質、新材料開発を教育研究の主テーマとする本センターでは試料評価のためには必要不可欠の装置です。
 

<装置仕様>

リガク社 RINT2100PC

最大出力: 2kW(60kV、50mA)
ターゲット: 封入管式
ゴニオ部: θ/2θ運動、θ、2θ単独
(範囲:2θ=-60〜158°精度:0.002°)
アライメント自動調整、自動可変スリット
モノクロメータ
カウンタ: NaIシンチレータ(700000cps以上)

オプション: 薄膜用回転試料台
        ラウエカメラ(ポラロイドフィルム)
解析: 自動ピークサーチ、多重ピーク分離、
定性分析(PDF2カード)
結晶系決定、格子定数精密化等

特徴:回転式モノクロメータにより、再アライメントの作業なしで集中光から平行光への光学系の変更が可能です。
これと回転試料台のオプションにより薄膜の試料評価も可能となります。

利用申し込み先

ltcenter@imr.tohoku.ac.jp