極低温科学センター 低温科学部
(東北大学大学院理学研究科物理学専攻 低温物質科学グループ)
液体ヘリウムは低温での物質研究や超伝導応用実験の研究において、欠かすことのできない冷却媒体です。最近では物理分野のみならず、化学、薬学、医学等の諸分野においても必要とされてきています。本センターは、昭和46年度に液体ヘリウムの全学への供給と共同利用実験室による学内低温実験の発展を目的に設置された「低温センター」を引き継ぐとともに、極低温利用技術を開発しながら、極低温科学に関わる基礎・応用研究を推進することを新たに目的に加え、平成8年に発足しました。片平地区に「低温科学部」、青葉山地区に「極低温物理学部」の2つの分野を設け、学内の低温科学研究の発展に大いに資するよう日々努力しています。 | ||
低温科学部では150 リットル/hの能力をもつ液化装置を用いて液体ヘリウムを大量生成し主に学内片平地区に供給をする一方で、研究室を設け、高温超伝導物質、強相関磁性物質など種々の物質の創製や低温における基礎的物性に関する研究および低温技術の開発を行っています。この他、センターには大型希釈冷凍機や超伝導磁石、磁化測定装置などが附置され学内共同利用に供されています。 本研究室は、大学院理学研究科物理学専攻の協力講座となり、平成12年度より低温科学グループとして大学院生も受け入れられるようになりました。まだ始まったばかりの若い研究室ですが、今後さらに発展していきたいと思っております。暇なときにいつでものぞきに来て見て下さい。 |
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所在地 東北大学極低温科学センター低温科学部 |
アクセス JR仙台駅より約1.5km,徒歩15分 東北大学片平キャンパス |
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